7/8 福岡市で開催された伝統再築士の講習と試験を受けてきました。

日記

伝統再築士とは古民家再生に精通した建築士を育成することを目的とした一般社団法人日本伝統再築士会が認定する資格制度の資格です。

引用:https://hepa.or.jp/credential/dentousaichikushi

講習では伝統工法の特徴や耐震補強方法などについて学びました。

建築基準法の枠組みから外れる伝統工法の建築の扱い方について学ぶ機会は少なく、実際の現場での失敗談を混じえた構造補強の解説は大変勉強になりました。

上の写真は大木町の民家です。私の暮らす大木町や、柳川市、八女市などの筑後エリアでは築100年は超えているであろう古民家をちらほら見かけます。それらは土地固有の建て方を伝える重要な建築物であり、その土地の風景を独特のものにしている重要な景観要素です。

実は古民家の形は地域によってかなり違います。地元の人はありふれた家に感じているでしょうが地域固有の間取りや屋根の形があり、私のように外部からやってきたものにとってそれは新鮮なものでまちの魅力になっています。

古民家がその価値を理解されず、補強方法もわからないからといって壊されてしまうのはもったいないことです。少しでも多くの古民家が利活用されるよう今後とも励んで行こうと思いました。

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